修学旅行

先日上野公園に行きましたら、色づき始めたイチョウの下、修学旅行生の団体を何組か見かけました。そういう時期なんだなと思いました。

修学旅行の実施期間は全国的には中学では5月、高校では11月、行先は中学では京都、高校では沖縄が最も多いようです。はるか昔ですが、私の時は小学校は日光、中学は飯森山登山、高校は京都・奈良でした。皆さんの行先もちょっと気になります。

修学旅行は教育や学校行事の一環として教職員の引率により児童・生徒達が団体行動で宿泊をともなう見学・研修のための旅行です。特に「宿泊をともなうこと」「行先が遠隔地であること」で遠足や社会科見学とは区別され、宿泊施設が「野営地でないこと」で野外活動と区別されます。

修学旅行は明治時代にはすでに実施されていますが、明治29年には長崎商業高校が上海への修学旅行を行っており、行く先が海外の初めての修学旅行といわれています。

1960年以前は日本の一般庶民の所得が低かったため遠方へ家族旅行に行く機会も持てず、修学旅行によって見聞を広めてもらうことが目的とされてきました。
現在は所得も向上し遠方へ旅行に行く家族も多くなってきたことや、目の前に差し迫った進学や就職、学校と旅行代理店の癒着への批判から廃止している学校もあるようですが、多感な世代の人間形成に大切な役割を担うなどの理由からまだまだ肯定的な見方をする向きが多いようです。

家にいた出不精な3人の息子達に「修学旅行、どうだった?」と聞いたら、3人共顔を見合わせ”う~ん”という残念な反応。それでも我が家ではなかなか連れて行ってあげられないところで、自然や文化、平和の有難さを友達と共有することは、今は”う~ん”でも私くらいの年代になった時、懐かしく思い返すのではと思います。

ひろこ