中高齢者の運動と動脈硬化

日本人の死因の第1位はガンで、2位は循環器疾患、3位は脳血管疾患・心疾患ですが、これらの発症に大きく影響を及ぼすのが加齢に伴って増大する動脈硬化です。

動脈の硬化度を低下させる方法として運動が効果的です。
定期的なウォーキング等の有酸素運動が動脈硬化度を低下させるという事は多くの研究から明らかになっています。 また、加齢とともに衰える身体を維持していく為には筋力トレーニングが必要です。

しかし、有酸素運動は動脈硬化度を低下させますが、高強度の筋力トレーニングは動脈硬化度を増大させる事が明らかで、中高齢者の高強度の筋力トレーニングはお奨めできません。
ただ、健康維持や転倒防止等の目的の中強度の筋力トレーニングは動脈硬化度を増大させない事も明らかになっています。
また、身体の硬い柔軟性に欠ける人は動脈硬化度が高いといわれていますので、ストレッチングも行うといいです。

動脈硬化度を低下させるには有酸素運動と筋力トレーニングの併用が大切ですが、どちらを先に行うかで大きく効果が変わってきます。
先に有酸素運動を行い後に筋力トレーニングを行った場合は動脈硬化度に変化はなく、筋力トレーニングの後に有酸素運動を行うと動脈硬化度は低下します。

動脈硬化度を低下させる運動の手順は、まず中強度の筋力トレーニングを行い、その後にウォーキング等の有酸素運動を行い、 運動によって硬く縮んだ筋肉をストレッチングで伸ばし柔軟性を高めていくのが動脈硬化予防に繋がるのではないでしょうか。

しんご