みそかっぱらい

私は東久留米市に住んでいますが、市内に生まれ育った90歳のおばあちゃんに約80年前の東久留米の話をしてもらうイベントがあり、話を聞いてきました。 その時のテーマが「みそかっぱらい」について、という事で味噌でも盗む話かなーと思っていたら正月についての話でした。

東久留米は江戸時代から昭和初期までは純農村地域で普段は重労働の毎日だったそうですが、正月だけは農作業を休み、ご馳走が食べられる貴重な時期でした。 12月27・28日は餅をつき、29日は苦餅と言って避けたそうです。 その当時は年末になると日用品を新しい物に買い替える習慣があり、田無や所沢の晦日市におたまやしゃもじを買いに行くのが恒例行事だったそうです。 大晦日には「みそかっぱらい」と言って年男か家長が大晦日のお祓いをしたそうです。元旦は年男か家長が早朝に起きて雑煮を作りますが、他の家族は寝て待ったそうです。 三箇日は女性は台所に一切立たず、一年を通して唯一休める時でした。

今の時代の正月の過ごし方とはあまりに違い、とても興味深い話でした。

みのる